カードローンへお申し込みをすると、審査の過程でお勤め先へ「在籍確認」が必要となります。金融機関によっては電話ではなく書類で在籍確認を行なうケースもありますが、在籍確認が取れないとどのような影響を及ぼしてしまうのでしょうか。
ここでは『在籍確認が取れない場合の影響』についてご紹介していきます。
在籍確認ってなに？
在籍確認とは、カードローンの申込時に金融機関が行う手続きの一つで、申告された勤務先に実際に勤めているかを確認するプロセスです。
無事審査に通過するためには、申告情報の正確性が不可欠であり、申し込みフォームに記入する際は、勤務先の情報を誤りなく正直に提供することが重要です。
在籍確認が取れないとどうなるの？
もし在籍確認が取れないと、カードローンの審査において大きなネガティブな影響を及ぼす可能性があります。
審査プロセスにおいて、金融機関は申込者の職場に電話をかけ、実際にその職場に在籍しているかを確認することが一般的です。この在籍確認は、申込者が安定した収入源を持っているかどうかを判断するための重要なステップとなります。
在籍確認ができない場合、それは申込者が提供した情報に誤りがあるか、あるいは意図的に虚偽の情報を提供している可能性があると見なされてしまう可能性があります。
このような状況は、信用リスクが高いと判断されてしまい審査落ちに繋がることがあります。加えて「年収と希望する利用限度額が不釣り合いである場合」や「申込者の信用情報に問題がある場合」も、審査に通らない理由として挙げられます。
その他、審査において重要なことは
他にも「収入の安定性」は審査において非常に重要です。不定期な収入や自己申告のみの収入では、返済能力に疑問が持たれることがあります。短期間に複数の金融機関に申し込む行為は、申込者の財務状況に不安があると判断され、審査落ちのリスクを高めます。また、申込情報に虚偽や誤りがあると、信用を損ねる結果となります。
また、年収の3分の1を超える借入れを申し込むことは、貸金業法により制限されているため、この基準を超える申込みをすると審査に否定的な影響を与えてしまいます。金融機関は申込者の返済能力を慎重に評価し、過剰な借入れがないようにしているのです。
在籍確認をスムーズに行なうポイント
基本的に在籍確認は電話での対応が多いので、スムーズに行われるよう事前に勤務先へ通知しておくことが有効です。
派遣社員の場合は、勤務している派遣先ではなく所属している派遣会社であることが一般的なので、派遣先ではなく派遣会社の担当者へ連絡を入れておくと良いでしょう。
また、カードローンを申し込む際に「勤務先電話番号」を入力しますが、会社の代表番号にしてしまうと「個人情報保護の観点から明確にお答えすることができない」となってしまう可能性があるので、代表番号ではなく、自分が所属する部署の直通番号や内縁番号にするのがおすすめです。
金融機関からの連絡を事前に予測し、スムーズに対応できるようにしておくことで、審査プロセスを円滑に進めることができます。
まとめ
本記事では『在籍確認が取れない場合の影響』『在籍確認おスムーズに行なうポイント』についてご紹介しました。
在籍確認はカードローンの審査において不可欠な要素であり、申込者が審査落ちしないためには正確で信頼できる情報を提供することが求められます。
カードローンの申込みを行う際は、正確な情報提供、適切な限度額の設定、在籍確認への適切な対応、返済計画の徹底が重要です。これらを実践することで、審査落ちのリスクを減らし、金融サービスを有効に活用することが可能になります。
また、「複数の金融機関から借入をしていて元金が減らない」という方は、借入先を1社にまとめることができる『おまとめローン』というサービスもあるので、気になる方はせひ検討してみてはいかがでしょうか。
