光熱費の支払い

電気代が払えない時の対処法とは?滞納からの流れを解説

「今月は急な出費があって光熱費の支払いができない…」

「延滞したらすぐに止められちゃうの?」

水道代や電気代など光熱費は支払期限が決められていますが、その期限を過ぎてしまったからといってすぐに止められてしまう訳ではありません。しかし、翌月の給料日まで支払う事ができない場合もあるかと思います。その場合はそれぞれの会社が設けた最終支払い期限を過ぎてしまうと止められてしまいます。

もし、最終支払い期限までに支払いができない場合はどうすればいいのでしょうか。今回は『電気代が支払えない場合』の流れや対処法をご紹介していきます。

電気代が支払えないとどうなるのか?

毎月の支払いは口座振替かクレジットカード払いに設定されている方が多いと思いますが、もし引き落としがされず期日までに支払いができなかったらどうなるのでしょうか。

・延滞金が発生する
・電気が止まる
・保証金を請求される場合がある
・強制解約される可能性がある

ではひとつずつ解説していきます。

 延滞金が発生する

電気代に限ったことではありませんが、もし支払期限を過ぎてしまった場合は支払日までの日数に応じた延滞利息を支払う必要があります。

延滞利息金は支払期限を超えてから日ごとに発生し電力会社によって年利は変わりますが、10.0%の延滞利息を支払うことになります。

もちろん止められている期間も利息の対象となってしまうので、払える状態になったらすぐにお支払いをしましょう。

電気が止まる

前述のように、支払期限を過ぎてしまったからといってすぐに電気を止められてしまう訳ではありません。しかし、電力会社で定められている最終支払い期限までに支払いができていないと電気を止められてしまいます。

多くの電力会社は、検針日の翌日から30日目がお支払い期限となり、そのお支払い期限の翌日から20日目が最終支払い期限となります。

保証金を請求される場合がある

お支払い期限内に電気代の支払いが何度も滞る利用者には電力会社から『保証金』を請求される場合があり、もし支払い期限が過ぎてしまった際にこの保証金が電気代に充当されます。

保証金は電力会社によって異なりますが、今まで利用してきた電気代から予想される1ヵ月の料金を割り出してその金額の3ヵ月分を超えない範囲が目安となります。

また、電力会社によって保証金に利息が付く場合もあるので、無駄な出費を避けるためにも毎月しっかりとお支払いしましょう。

強制解約される可能性がある

もし電気代を支払わず滞納したまま放置をすると、電力会社との契約を強制解約されてしまう場合があります。もちろん強制解約をされたからといって支払い義務が無くなる訳ではありませんので必ず支払う必要があります。

また、一度強制解約をされてしまうと同じ電力会社での契約が難しくなるので新たに別の電力会社と契約をしなければなりませんが、他社で何度も滞納を繰り返して強制解約をされてしまうと契約を断られてしまう可能性があるので、強制解約には十分注意をしましょう。

電気代が払えないときの対処法とは

もし支払い期限までに支払いができない場合はどうすればいいのでしょうか。一時的な対処法をご紹介します。

・電力会社に相談
・支払いをクレジットカードへ変更する
・副業などで収入を増やす
・家にある不用品を売る
・身内にお金を借りる
・カードローンを利用する

電力会社に相談

お支払い期限を過ぎてしまう場合そのまま放置するのではなく、まずは電力会社に相談をしてみましょう。もちろん支払い義務が無くなる訳ではありませんが「支払いたい意志はあるけど給料日にならないと払えない」など、なぜ支払いができないのか?いつ支払いができるのか?を伝える事で何らかの処置を取ってくれる可能性があります。

契約されている電力会社によっては何もできないところもありますが、まずは相談してみましょう。

支払いをクレジットカードへ変更する

口座振替の場合、当たり前ですが口座にお金が入っていないと引き落としがされず未納になってしまいます。クレジットカードなら支払日に口座に残高が無くても、クレジットカードが使える状態であればお支払いは完了されます。

特に光熱費は滞納して止められてしまうと生活に支障をきたしてしまうので、なるべく未納になりずらく、ポイントも貯まるクレジットカード払いがおすすめです。

副業などで収入を増やす

支払いができているけど、余裕は無く急な出費があると支払えなくなってしまう場合は副業などをして収入お増やすことも検討してみましょう。ひと昔前に比べて、近年では隙間時間を使ってできる副業が増えてきているのでやりやすくなっています。

副業をされる際には、税金のことや会社の許可など事前に確認をしてから始めましょう。

家にある不用品を売る

フリマアプリを使って家にある不用品を売れば電気代の足しにすることもできます。

一人暮らしだと売れる不用品は少ないかもしれませんが、実家だと意外に売れる不用品などが見つかります。小さい頃に集めていたおもちゃやカード、ゲームソフトなどは思っていたより高く売れることもあります。

一時的な対処法にはなりますが、家に不用品が無いか一度調べてみてはいかがでしょうか。

身内にお金を借りる

人によっては一番難しく避けたいことかもしれませんが、身内に借りれないか相談することも方法のひとつです。

なんとなく〇万あれば足りるから「〇万貸してほしい」ではなく「今月の光熱費で〇〇円足りないから〇〇円貸してほしい」など、何のためにいくら必要なのかをしっかりと伝えることが大事です。

また、後々のトラブルを少しでも避けるために「いつまでに返す」ではなく「〇月〇日に返す」など、計画的に返す日付を必ず決めて借用書を作りましょう。

カードローンを利用する

身内に頼める人がいない場合はカードローンを利用するのも方法のひとつです。家族や友人だと相談しただけで今後の付き合い方が変わってしまう場合があるので相談しづらい方もいるかと思いますが、カードローンならそういった心配がありません。

無計画な使い方はおすすめできませんが、しっかりと計画的に利用できるなら「光熱費が払えない対処法」としておすすめです。

まとめ

今回は『電気代が払えない時の対処法』についてご紹介しました。

もし最終支払い期限までに電気代の支払いができないと電気の供給がされずに止まってしまいます。電気が止まると冷蔵庫や電子レンジ、エアコンなどあらゆる家電が使えなくなってしまいます。他にもスマホの充電ができないと連絡手段が無くなり、仕事に支障がでてしまう可能性もあるので、しっかりお支払いができるようにしましょう。

もしお支払いが難しいようなら、今回ご紹介した対処法を検討されてみてはいかがでしょうか。