「料理をしようと思ったらガスが付かなくなった」
「ガス代払ってないとすぐに止められちゃうの?」
生活におけるライフラインのひとつである『ガス』が急に付かなくなってしまうと困りますよね。「ガス代は払っているのに使えない場合」や「ガス代を払ってないといつ止められてしまうのか」など、知っておくといざという時に役に立ちます。
今回は「ガスが使えなくなってしまった場合の原因や対処法」についてご紹介していきます。
ガスが止まる原因ってなに?
ガスが止まってしまう原因はいくつか考えられます。
① 地震や災害時に止まってしまう
② 長時間の使用
③ ガス器具の不具合
④ ガス代の滞納
ではひとつずつ解説していきます。
① 地震や災害時に止まってしまう
ガスは震度5以上の地震や台風など強風の影響でマイコンメーター(ガスメーター)の安全装置が作動し、自動的にガスの供給がストップしてしまいます。
・地震の際はガス漏れの疑いもあるので、ガス臭くないか十分確認してください。
・もしガス臭いときは、自身で復旧の操作をせず必ずガス事業者へ連絡してください。
もし地震が発生した場合は、ガス漏れを防ぐために以下の手順で対応してください。
- 全てのガス機器を利用できないように運転スイッチを切って、器具栓を閉じる
- マイコンメーター(ガスメーター)にある復帰ボタンのキャップを左に回して外す
- 復帰ボタンをしっかりと奥まで押して、表示ランプが点灯したらゆっくりと手を離す
- 約3分間待ちます
(この間はガス漏れが無いか確認をしているのでガスは使わないでください) - 再度マイコンメーター(ガスメーター)を確認し、赤ランプの点灯が消えていれば問題なくガスを使うことができます
ご心配な方は契約しているガス事業者へ連絡をし、指示に従って行動してください。
② 長時間の使用
ガス器具をつけっぱなしにして長時間使用すると、マイコンメーター(ガスメーター)の安全装置が作動してガスが止まってしまいます。
ガスの消費量によって遮断する時間は変わりますが、止まってしまう目安としては以下の通りです。
ファンヒーター | 約720分 |
風呂釜、小型給湯器 | 約260分 |
大型給湯器 16号 | 約60分 |
コンロ | 約120分~約240分 |
止まってしまった場合は上記①で紹介した方法で復旧することができます。
③ ガス器具の不具合
この場合はガス自体が止まっているのではなく、使用する機器が壊れているのが原因になります。給湯器などガス機器の故障であれば交換や修理が必要となってくるので、機器のカスタマーサポートへ連絡をしてみましょう。
④ ガス代の滞納
支払い期限を過ぎてもガス代の支払いをせず滞納すると、ガスの供給が止められてしまうことがあります。
ガス会社では検針日の翌月から50日過ぎても支払いの確認が取れない場合は、契約者に通知を行なったうえでガスを止めることになっています。未納分のガス代を支払わないと再度ガスを使用することができないので、送られてくる請求書で支払いを行ないましょう。
滞納から停止までの流れ
契約しているガス会社によって対応などが変わりますが、一般的な対応や流れを紹介します。
1. 契約しているガス会社からお知らせが届く
2. 延滞利息が発生する
3. ガスの供給が止まる
ではひとつずつ解説していきます。
1. 契約しているガス会社からお知らせが届く
支払い期限までにガス代の支払いがされない場合は、契約しているガス会社から「督促状」「再請求書」が再送されます。請求書には新たに支払い期限が記載されているので、その期限までにお支払いをしましょう。
もし、その支払い期限までに支払いができない場合はガス会社から『供給停止予告』の通知が届き、そこに記載されている停止日にガスは止まってしまいます。
2. 延滞利息が発生する
ガス代の滞納期間は延滞利息が発生し、未納分のガス代と一緒にお支払いをする必要があります。延滞利息が発生するタイミングはガス会社によって変わりますが、多くは『検針日の翌月から41日目以降』となります。
延滞利息は1日につき0.0274%の割合で発生しますが、契約されているガス会社によってルールなどが違うので、一度確認しておきましょう。
3. ガスの供給が止まる
ガス代の支払いをせず供給停止予告日を過ぎてしまうとガスの供給を止められてしまいます。基本的には予告日までに支払いが済んでいれば止められませんが、停止予告日の前日夕方以降に支払った場合、ガス会社で入金の確認が間に合わず止められてしまう場合があるので、停止予告日の前日になる場合はなるべく午前中に支払いを済ませておきましょう。
ガス代を支払ってから復旧までの期間は?
もし未納が原因でガスの供給を止められてしまった場合、支払ってからどのくらいの期間で復旧するのでしょうか。
支払いから復旧までのタイミングは契約しているガス会社によって異なりますが、早ければ支払いを完了した当日中に復旧されます。当日中に復旧ができるガス会社でも、お支払いする時間帯やお住まいの場所によっては翌日になるのでなるべく早めに支払いを完了させましょう。
また、ガス栓の位置によってはお立合いが必要となるのでお仕事などで都合が悪い場合は、予めガス会社にお問い合わせをして確認するのが良いでしょう。
ガス代が払えない場合の対処法
急な出費などでどうしてもガス代の支払いが難しい場合は、以下の方法を検討してみましょう。
・契約しているガス会社の窓口に連絡をして相談する
・一時的ならカードローンを利用する
契約しているガス会社の窓口に連絡をして相談する
もしお支払いが難しいようならまずは契約されているガス会社の窓口に相談してみましょう。支払いを免除されることはありませんが、状況によっては支払期限を延長してくれる会社もあります。
会社のホームページや請求書などにお問い合わせ窓口の連絡先が記載されているので、まずはそこに事情を説明して相談してみましょう。
一時的ならカードローンを利用する
もしお支払いができずガス会社での対応も難しいようならカードローンを利用するのも方法のひとつです。無計画な使い方はおすすめできませんが、しっかりと計画的に利用できるなら「光熱費が払えない対処法」としておすすめです。
すでに複数のカードローンを利用されていて支払いに困っている方はこちらを参考にしてみてください。
まとめ
今回は『ガスが止まった時の原因や対処法』についてご紹介しました。
止まる原因はご紹介した通り色々とあり、地震や長時間の使用で止まった場合はすぐに利用することができますが、ガス代の支払いができないとガスの供給がされずに止まってしまいます。
ガスが止まると料理するのも不便でお風呂はお湯が出ず水を浴びることになってしまいまい、生活に支障がでてしまう可能性もあるので、しっかりお支払いができるようにしましょう。もしお支払いが難しいようなら、今回ご紹介した対処法を検討してみてください。