光熱費の支払い

水道から水が出ない時の対処法とは?料金滞納や開栓までの流れを解説

「朝顔を洗おうとしたら水が出てこない」

「水道代が払えないとすぐに止められちゃうの?」

水道から水が出てこない場合、いくつかの原因が考えられます。勝手に開栓はせず、なぜ水道から水が出てこないのか原因を特定してからそれに応じて対処をしましょう。

今回は『水道から水が出ない時の対処法』についてご紹介していきます。

水が出ない時に考えられる原因とは

家の全ての蛇口から水が出なくなった場合の原因についていくつかご紹介していきます。

  1. 断水
  2. 水道管の凍結
  3. ポンプや受水槽の故障
  4. 水道料金の滞納
  5. 引っ越しをした直後
  6. 水道管の劣化

ではひとつずつ解説していきます。

① 断水

日時が決められている断水の場合は事前に「断水のお知らせ」がご自宅に届いているはずです。もし事前告知も無く近所の方も止められている場合は突発的な事故などによる工事が行われている可能性が考えられます。その場合は水道局か管理組合へ確認してみましょう。

② 水道管の凍結

時期が冬の場合は凍結が原因の可能性があります。基本的には自然解凍が望ましいですが、どうしてもすぐに水を使いたい場合はホッカイロやドライヤーなどの熱風をあてて溶かしましょう。

水道管に熱湯を直接かけてしまうと水道管が破裂してしまう恐れがあるのでご注意ください。

③ ポンプや受水槽の故障

マンションなどの集合住宅で受水槽を設置している場合、受水槽が故障している可能性や点検のために一時的に給水を停止している可能性があります。まずは管理会社へ確認の連絡をしてみるのがよいでしょう。

④ 水道料金の滞納

水道料金のお支払いが滞納している場合、止められるまでの期間は自治体によって異なりますが、概ね2~4ヵ月で給水が止められてしまいます。

未払い金額を全て支払うと開栓手続きをしてもらえるので、お支払いが可能なら早急に支払いましょう。また、滞納されている料金や支払い金額などは水道局のお客様センターでもお問い合わせが可能なので、気になる方はお問い合わせください。

⑤ 引っ越しをした直後

引っ越しをした直後に水が出ない場合は「申し込みをし忘れている」もしくは「申し込みが直前過ぎて開栓が間に合っていない」可能性があります。また、余裕をもって申し込みをしている場合は利用開始日を間違えている可能性も考えられるので一度お問い合わせをしてみましょう。

もし申し込みを忘れていた場合は、お電話やネットから利用開始手続きができるのですぐに申し込みをしましょう。

⑥ 水道管の劣化

上記①~⑤の全てに当てはまらない場合は水道管がサビなど劣化しているため水が出てこない可能性があります。その場合は修理や交換工事が必要となるので、管理会社もしくは業者へ連絡をしましょう。

水が止められてから開栓までの流れ

もし水道料金の滞納が原因で止められていた場合の手順や流れをご紹介いたします。

① 利用停止のお知らせに記載されている窓口へ連絡をする
② 滞納している料金を全て支払う
③ 水道の開栓手続きをしてもらう

① 利用停止のお知らせに記載されている窓口へ連絡をする

利用停止の通知書には問い合わせができる窓口の電話番号が記載されています。

もし支払い期限を何ヶ月も過ぎてしまった場合、遅延損害金が発生し当初の支払金額と異なる場合があるので、問い合わせ窓口へ連絡をして納付書を送ってもらう手続きを取りましょう。

② 滞納している料金を全て支払う

開栓手続きを行なうには滞納されている水道料金を全額お支払いする必要があります。送られてきた最新の納付書でなるべく早くお支払いをしましょう。

③ 水道の開栓手続きをしてもらう

自治体やお支払いの時間帯によって変わりますが、平日の午前中までにお支払いが完了されれば当日中に開栓が完了されます。

開栓手続きは、基本的に『立ち合い不要』ですが水道メーターが外から確認できない建物などは立ち合いが必要になる可能性があります。気になる方は支払いが完了されたら窓口までお問い合わせをしておくと良いでしょう。

もし料金の支払いが難しい場合はどうすればいいの?

どうしても滞納金の支払いが難しい場合の対処法をご紹介します。

・水道局の相談窓口へ連絡
・自治体に相談
・カードローンを利用

水道局の相談窓口へ連絡

「次の給料日にならないと支払いができない」など支払い期限をどうしても過ぎてしまう場合は、なるべく早めに水道局の相談窓口まで連絡をしましょう。エリアによって対応は変わる可能性はありますが、支払い期限の延長など相談に乗ってもらえることもあるので、そのまま滞納するのではなく相談をしてみましょう。

自治体に相談

「児童手当」や「特別児童扶養手当」「生活保護」を受給している場合、もしくは被災した場合は申請をすることで水道料金が免除される場合があります。

もし免除される条件に該当される場合は、滞納をするまえに一度自治体へ相談をしてみましょう。

カードローンを利用

「普段は問題なく支払いができているけど今月は出費が多くて支払いができない」など一時的に支払いができない場合は『カードローン』を利用するのも方法のひとつです。

無計画な使い方はおすすめできませんが、しっかりと計画的に利用できるなら「水道代が払えない対処法」としておすすめです。

すでに複数のカードローンを利用されていて支払いに困っている方はこちらを参考にしてみてください。

まとめ

今回は『水道から水が出ない時の対処法』についてご紹介しました。

水道から水が出ない時は勝手に自分で開栓をせず、なぜ水が出ないのかを確認するようにしましょう。

もし支払い期限までに水道代の支払いができないと遅延損害金が発生して余計なお金を支払うことになってしまいます。また、一定期間が過ぎても滞納したままでいると契約自体が解除されてしまうので、免除される対象者でない方は必ずお支払いをするようにしましょう。

もしお支払いが難しいようなら、今回ご紹介した対処法を検討されてみてはいかがでしょうか。